概略

1981年に世界遺産に指定されたロス・グラシアレス国立公園への基点となるアルゼンチンのサンタクルス州の第二の都市。(第一は州都となるリオ・ガジェゴス)町自身は非常に小さく見所も少ないが、氷河観光の拠点として夏時期には海外からの観光客で賑わう。(以前までは冬時期はホテルさえ閉まる極寒の町ではあったが2000年に国際空港がオープンして夏時期もホテルをオープンするところも出てきた)。

アクセス

空路

エル・カラファテ国際空港(Aeropuerto Internacional El Calafate)は、国際空港といえど、海外からのダイレクト便はまだない。通常はアルゼンチンの玄関口ブエノスアイレスから経由してくることになる。その他アルゼンチンの各都市からも便もある。

◎主な航空会社
アルゼンチン航空(AR)

空港から約17kmとなっており、市内へはアクセスはタクシーとシャトルバスが一般的。

陸路

チリのプエルト・ナタレス及びリオ・ガジェゴスから長距離バスがある。バスターミナルはメイン通りに近い。プエルト・ナタレスからはバス会社によって違いはあるが、毎日朝運行されている。距離は286km 所要時間:約5時間 リオ・ガジェゴスからも同様でほぼ毎日運行。 距離は320km 所要時間:約4時間

◎主なバス会社
インテルラゴス社(Interlagos) タクサ社(TAQSA) クートラ(Cootra)

気温

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
気温(H) 19 19 16 12 8 5 5 7 11 14 17 19
気温(L) 8 8 5 3 0 -2 -3 -2 0 3 5 7
降雨量 13 8 13 25 30 20 25 20 15 13 10 15

*(H) = 平均最高温度 / (L) = 平均最低温度
*降雨量(mm)で表記

通常通り11月~3月までが夏時期となります。但し、全体的に気温は低めですので最高気温が平均20度ぐらいとなりますになります。最低気温は夏時期でも10度をわってしまいますので防寒具は夏でも用意が必要となります。天気は比較的良い。冬時期は極寒地となりますので防寒具の他、降雪もあるゆえ、足元の準備も必要でしょう。

観光スポット

◆ペリト・モレノ氷河 (Glaciar Perito Moreno)

1981年に世界遺産に登録されたロス・グラシアレス国立公園内でも非常に有名な氷河。カラファテから片道78kmの距離。ツアー以外であればカルツール(CAL-TUR)などのバスも運行している。(所要時間:約1時間30分)見晴台から見える先端は約5km、高さは60~100m。今尚対岸に動いている生きた氷河と言われる。アルゼンチン湖の突き出す氷河の深さは35~100mといわれる。
◆ペリト・モレノ氷河

◆ウプサラ氷河 (Glaciar Upsala)

ロス・グラシアレス国立公園で一番大きな氷河。プンタ・バンデーラ(カラファテから約45km)からツアー船を
利用していくしか方法はない。途中オネージ湖に浮かぶ氷河なども見ることが出来る。

◆ロカ湖 (Lago Roca)

カラファテから約50km離れたところにあるロカ湖。モレノ氷河が見ることが出来るマガジャネス半島のリコ水道を
挟んだ対面にある。ロス・グラシアレス国立公園の動植物を馬の背に乗ってのんびり観光の出来るところ。

レストラン

町のメイン通りでもリベルタドール通りにレストランは集中するが、これといって名物料理や有名なレストランも存在しない。
アルゼンチン料理、スペイン料理、ピザ屋などが主流。