概略

リオ・デ・ジャネイロ(“1月の川”の意味)という名前は、1502年1月にこの地に立ち寄ったポルトガル人ゴンサロ・コエーリョ(Goncalo Coelho)が、細長い湾を川に見違えてつけたと伝えられる。1555年、宗教的迫害を受けたフランスのカルバン派の人々がビレガニョン(Villegaignon)将軍に率いられて避難をしてきて、リオ・デ・ジャネイロに住み着いた。これに対し、ポルトガル総督メン・デ・サー(Mem de Sa)は甥のエスタシオ・サ(Estacio de Sa)を送って、リオ争奪戦に乗り出し、1567年1月20日、フランス軍に勝った。その日が現在でもリオ・デ・ジャネイロ創立記念日としてリオ・デ・ジャネイロ市のみの祝日として残っている。

アクセス

空路 ガレオン国際空港(Aeroporto Internacional Galeao)は、日本からはアメリカ合衆国の各主要都市を経由して入国する。その他中南米と各都市からも便もある。ここは、ブラジル各地への玄関口になっている。

◎主な航空会社

アメリカン空港(AA) デルタ航空(DL) コンチネンタル航空(CO) エアーカナダ(AC) ユナイテッド航空(UA) タム航空(JJ) ゴル航空(G3)

空港から市街までは約15km、市内へのアクセスはタクシーとシャトルバスが一般的。但し、空港内での客引きはすごい状況の上、トラブルに巻き込まれる可能性がないとはいえない状況のため、到着初日は専用車等でホテルへ移動したほうが良い。

陸路 サンパウロをはじめとする国内各地から長距離バスがある。

◎主なバス会社
イタペミリン社(Itapemirim) エスプレッソ・ ド・スル社(Expresso do Sur)

気温

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
気温(H) 39 38 38 35 31 31 27 34 31 31 37 28
気温(L) 27 27 27 25 24 15 12 14 12 12 19 15
降雨量 114 104 104 137 86 81 56 51 86 89 97 170

*(H) = 平均最高温度 / (L) = 平均最低温度
*降雨量(mm)で表記

海洋性の熱帯気候で、年間を通して高温で湿度は高く気温変化は少ないです。30度を超える日が年間を通して多くあります。 1月、2月が最も暑くなります。

観光スポット

◆ペーニャ教会(Igreja da Nossa Senhora da Penha)

ペーニャ区の小高い丘に建てられた教会。途中の393段の石段は自然石を使って作られている。
10月の盛大な祭りも有名。飛行機がガレオン空港に降り立つ際に、入江を挟んで遠く丘の上に見える。

◆マラカナン・サッカー場 (Estadio Maracana)

鉄道道路を挟んで、キンタ・ダ・ボア・ビスタ公園と向き合う場所にある。
1950年サッカーのワールドカップがリオ・デ・ジャネイロで開催された際に建設された、世界最大のサッカー場。
直径944m、高さ32m、座席数が15万5000で超満員になると21万人迄入れると言われている。
サッカー場見学:月曜日~金曜日 9時~17時 18番ゲートから。
土曜日9時~15時 (但し、スタジアムの利用の無いときに限る。)

◆リオ・ブランコ大通り (Avenida Rio Branco)

セントロ地区を南北に走る一番の目抜き通り。歩道は白と黒のモザイクで敷きつめられている。
通りの両側には銀行、官庁、大会社等が軒を連ね、付近には様々な店が集中している。
ビジネスとショッピングの中心地。

◆市立劇場 (Teatro Municipal)

1909年に建立された、文化を愛するカリオカ自慢の劇場。特にオペラをここで上演し良い評価を得れば、
世界に通用するとも言われ、三浦環も何度かここで「蝶々夫人」を演じている。

◆カテドラル(Catedoral do Rio de Janeiro)

円錐形のてっぺん部分を切り取った近代的たてもの。1976年建設。床部分は直径106m、高さ68m、座席数5000、
多い時には2万人もの人を収容できる。天井から床への帯状にはめこまれたステンドグラスが輝き、不思議な静寂がある。
拝観: 7時~17時30分

◆フラメンゴ公園(Parque do Flamengo)

フラメンゴ海岸に面して造られた公園。1200万m2の敷地内には、近代美術館や第2次世界大戦戦没者慰霊塔の他、
二つのプレイグランドがあり、週末には多くの市民で賑わう。この公園からのグァナバラ湾と海に迫った山々、
さらに対岸のニテロイ市の白く輝くビル群の眺めは絶品と言える。1992年6月に環境問題について話し合われた
世界サミットは、ここフラメンゴ公園である。

◆カリオカ水道橋(Aqueduto da Carioca)

ラッパ広場(Largo da Lapa)に面し、1750年にサンタテレーザ丘(Morro da Santa Tereza)から
市内に水を引くために建設された。古代ローマの水道橋を模倣した、高さ18m、長さ270mの水道橋。
現在はリオ・デ・ジャネイロ唯一の路面電車の陸橋として使用される。

◆ポン・ジ・アスーカル(Pao de Acucar)

砂糖パンのいう名のこの山は標高335mの円錐状の岩山で、その特異な景観は、リオ・デ・ジャネイロを
訪れる人に強い印象を与える。山頂迄の空中ケーブルカーで上がることが出来る。
ケーブルカーは1912年に完成されたもので、全長1400m、岬の入口のプライア・ベルメーリャ(Praia Vermelha)駅から乗って、途中標高215mのウルカ丘(Morro de Urca)の中継点で乗り換える。
頂上からは市内を始め、白砂に縁取られた海岸線、コルコバードの丘のキリスト像、湾内に浮かぶ船や島々が
一望出来る。更に天気の良い日には湾の奥上方にオルゴン山脈(Serra de Orgao)の奇峰の連なりを見ることが出来、そのパノラマの素晴らしさはリオ・デ・ジャネイロ名所の名に相応しい。
見学:8時~22時 ケーブル代 一人当たりR$15.50

◆コルコバードの丘(Morro de Corcovado)

リオ・デ・ジャネイロ市内に突き出ているカリオカ山脈(Serra da Carioca)が、
ロドリーゴ・デ・フレイタス湖(Lagoa Rodorigo de Freitas) 近くで急に絶壁となって途切れる。
コルコバードのキリスト像は、この標高709mの切り立った絶壁の上に1931年、ブラジル独立100年を記念して建てられた。8mの台座の上に高さ30m、広げた両腕のさしわたし28m、重さ1145tのキリスト像が立ち、
湾の入口を見下ろしている。像の中には150人収容できる礼拝堂がある。
キリスト像の前にある展望台からは、360度リオの全景を眺望出来る。頂上迄は、麓のコスモ・ベーリョ通り
から1844年以来の歴史をもつ登山列車を利用するのが良い。
見学:8時30分~19時 

◆コパカバーナ海岸(Praia de Copacabana)

全長5mの弓状の浜辺で、白砂の海岸に面したモザイク模様の遊歩道と車道の向かう側に近代的なホテルや
高級マンションがずらりと並んでいる。海水浴シーズンともなると、輝く南国の太陽も下、ビーチパラソルの
花咲く浜辺では、カラフルな水着姿の美女たちが溢れ、国際色豊かな社交場となる。海岸通りに面した
建物の一階はレストランやビヤホールになっていて、多くの店が野外テーブルを出している。

◆イパネマ海岸(Praia de Ipanema)

コパカバーナ海岸の南端のアルポアドール岬(Ponta do Arpoador) を回ると、イパネマ海岸にでる。
この海岸は一続きではあるが、イパネマとレブロン(Leblon)の二つの海岸に分けて呼ばれる。
コパカバーナに比べ、高級住宅地にあってホテルも少ないため観光客より地元のカリオカで年中賑わっている。

◆チジュカ国立公園(Parque Nacional da Tijuca)

市内にある国立公園としてはブラジル唯一のもので、約100km2の山岳地帯の中には、コルコバード丘や
チジュカの森(Floresta da Tijuca)等も含んでおり、山の高さは100mから1021mと変化に富む。
この中で特にチジュカの森は小さな滝や洞窟、或いは展望台が森の中に散在し、市民の憩いの場となっている。

◆リオ・ニテロイ大橋(Ponte Rio-Niteroi)

リオ・デ・ジャネイロ市の対岸のニテロイ市を結ぶこの橋は、1974年に完成した、全長13km、海上10km、
片側4車線の幅を有する世界最大級の橋である。橋の中央部は、湾を出入りする大型船の通り道でもあり、
上は国際空港の飛行機の航路でもあるため、橋桁を高くする一方、欄下を低くするなど工夫がこらされている。

◆パケタ島(Ilha de Paqueta)

静かなグァナバラ湾の奥深くに浮かぶパケタ島は、全長2.5km、面積100万m2の小さな細長い島。
リオ・デ・ジャネイロ市建設以来、別荘地、保養地としてしられ、特にポルトガル国王ドン・ジョアン6世は
この島を"愛の島"と呼んで好んだ。現在この島の人口は3000で、この殆どが別荘の住人だ。島内では自動車の
使用は禁止されており、交通期間は自転車とシャレッテ(Charrete)と呼ばれる乗合馬車だけである。
静かなこの島を訪ねる観光客は、それを借りて島を巡ることが出来る。

◆ペトロポリス(Petropolis)

リオ・デ・ジャネイロの北、オレゴン山脈(Serra dos Orgaos)中に位置する、標高840mの高山都市。
年間を通じて快適な紀行で、19世紀中頃ドン・ペドロ2世の夏の宮殿が建設されると、上流階級の避暑地として
急速に発展した。市内には伝統ある先祖鵜物が多く、その落ち着いた町並み、美しい風光は多くの観光客を引きつけている。

◆カリオカ水道橋(Aqueduto da Carioca)

ラッパ広場(Largo da Lapa)に面し、1750年にサンタテレーザ丘(Morro da Santa Tereza)から市内に
水を引くために建設された。古代ローマの水道橋を模倣した、高さ18m、長さ270mの水道橋。現在は
リオ・デ・ジャネイロ唯一の路面電車の陸橋として使用される。

レストラン

ブラジル料理

◆レストラン アミネイラ(Restaurant A Mineira)

住所: Av. das americas, 16631
電話: 01-447-0057 (21) 2490-2195
営業:
ホームページ:http://www.restauranteamineira.com.br/

◆ポルカオ(Porcao) シュラスコ

住所: Rua Br. Da Torre 218,Ipanema
電話: 01-447-0057 (021)2522-0999
営業:無休

◆マリウス(Marius)

住所: Av. Atlantica, 290
電話: 01-447-0057 (021)21 2104-9000
営業:
ホームページ: http://www.marius.com.br/

◆カーサ・ダ・フェイジョアーダ(Casa da Feijoada)

住所: Rua Prudente de Moraes 10-B,Ipanema
電話: 01-447-0057 (021)2523-4994
営業: 無休
和食

◆みやこ(MIYAKO)

住所: Rua Farani 20, Rio de Janeiro
電話: 01-447-0057 (021)2554-8290
営業: 12:30~24:30 [月~土]
中華

◆チョンコウ(Chonkou)

住所: Av. Atlantica, 3880
電話: (021)2523-3847
営業: